帽子の下は予想以上でした

帽子の下は予想以上だったんです。
若いときに、なんちゃってお見合いをしました。
コーディネートしてくれる、おばさまが、「この人、年は合うと思うんだけど、はげてるのよ。」はげてても、良い人なら関係ないじゃんと、1度、お会いすることに。
ニット帽をおしゃれに着こなして、その彼は登場。
はじめまして、と、あいさつを交わし、食事に行くことになりました。
今思えば、コーディネートしてくれたおばさまは、ただお互いの連絡先を、お互いに教えただけの、お見合いとも言えない感じの微妙な感じだったのですが。
ま、それは置いておいて。
食事をしにレストランに入ると、その彼は何だか落ち着かない様子。
いきなりカミングアウトされたんです、初対面で。
「いつかは、わかることだと思うので。
先にお伝えしておきます。
実は、俺。
」レストランで、ニット帽をずらす彼。
注文もしていないのに、いきなりヘビーなカミングアウト。
わたし、どうしたら良かったんだろう?そのニット帽をずらした箇所には、髪の毛は一本も無かったんです。
別にね、はげてても、いいと思うの。
でも、レストランで、食事する前に、そんなことカミングアウトされたら、わたし、なんて反応していいか、わかんなかったよ。
はげのせいじゃなくて、その、なんとも思い詰める性格のせいで、彼女がいないのね、って思った瞬間でした。

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